高田馬場微熱仇討(たかだのばばびねつのあだうち)  | 広野ゆうなのダイナマイトが百五十屯

高田馬場微熱仇討(たかだのばばびねつのあだうち) 


駒込暴動でemi-GOんちに行ったとき、

 「はいこれ書いてね」
 「なにこれ?」
 「大丈夫、もう切手貼ってあるから
  住所と名まえ書けばいいから」


と、まるで詐欺商法に騙されるお年寄りばりに
言うなりになって書いた1枚のハガキ。



それがまさか当選するとはね


しかも全員。
無欲は確かに勝利を勝ち取るのだ。
つかemi-GOの言う「全プレ」状態じゃないのか。


というわけで
微熱DANJIスペシャルイベント
@高田馬場「ESPミュージカルアカデミー本館」




言うてもあれですよ。
東京ドームでデビューを果たした3人組ですよ。




高田馬場駅は星条旗タンクトップで
わらわらしてるんだろうと思ってたが。



場所は音楽専門学校の地下ステージ。
集合場所は裏通り。
整理番号順とはいえ、集まった人たちに混雑もなく、
祝日の陽だまりの中、のーんびりしたムードが漂う。


看板も…
ちっちぇ!!
「B1」を「B2」にマジックで書き直したもんが1枚。



ああ、やっぱり氣志團を離れて独り立ちするってことは、
こういうところから地道に始めるってことなんだ。
なんて、芸の道の厳しさを実感。


emi-GOだけ整理番号が早くてさ。みんなで
「最前列センター狙えるから」
「早くいきなよ」
とか行っても行かないemi-GO。
しまいにゃ
「行きたかったらアンタたちが行きな!」
ヤンキーみたく逆ギレてましたよあの子。
氣志團なら例えひとりでも「バハハハハーイ☆」
行くだろうに…。
そんな意味でも微熱、頑張れ!!


会場も、とてもスペースに余裕があり。
意外とアグレッシブなおり6とミチャに対し、
「ここの方がよく見える」と後ろめでスタンバる
あたしと3iroとemi-GO。


主催者のお兄さん、前説が成功したのは、
アナタのトークの力量ではなくてお客さんがあったかいからだよ。
そこ忘れずに精進しろよ。ってあたしは何様なんだ。



舞台前のスクリーンにPVが流れ、それが終わる頃に
後ろに3人がスタンバったのが見え…


てスクリーン上がりきれてないですが何か




「オレあせって思わずしゃがんじゃったよ。
 一瞬すごい考えたんだよ、純平の方はスクリーンないから、
 そっち行こうかなーとかね!」


さすが輝矢。ミスター臨機応変。生粋の舞台人です。


今回はお約束の「イエイイエイイエイイエイイエイ☆」の最後に
熊のようにネコのよに手をあげて「ガーーー!」というポーズが
つきました。
衣装は「ノースリ・短パン学ラン」です。
純平だけ、赤いバンダナ巻いてます。


で、輝矢と純平が卒業するという話で、
学校の思い出を振り返るという小芝居がえんえん続くわけですが、



正直言ってもよかですか。


ぬるい。



お前らぬるいよ!!





いやいやあたしも笑ってました。
笑ってはいましたけどさ。


やはり「スターダスト輝矢」や
「網ジャのリーダー錦織純平」
「ガブリエルの二階堂腱ヂ」を観てる私としては、


アイドル的小芝居に「イラッとする(@輝矢)」


キワモノ度が薄まりすぎてて心から笑えん。



あんなこともこんなこともしたのに、
今更おててつないでデートしてバイバイ♪なんて
無理なのよう!あたしのカラダが!!


もっとできるじゃんお前らーー!
ギャグそこで終わりかよー
それがオチなのかよーー
つうか暗転オチはねえだろーー



【舞台ひとくちメモ】
完全に暗転になる前に動くと、お客さんに動いたのが
わかってしまいます。ひと呼吸置いてから移動すること。
これ忘れると、演出家にこっぴどく怒られる基本中の基本。


純平に上記のダメ出しをおくります!!


というか、歌をうたうグループのライブにきて、
あたしは何を言ってるんだか。


いや、奴らはできる子なんだから、
甘やかしたらいかん!
むしろ氣志團(團長以外)よりも芸に関しては
経験積んでるんだからさ。
天然のつたなさや可愛さで売るキャラじゃねーし!


「それ里谷多英だっつの!」
「浜口?いまの浜口?」


そんな誰にもわかんないポインツでツッコむあたしは
もはやおめめがハートの微熱ファンではない。
「アンタむしろ舞台でからんで来い」
と3iroに言われる。

そして失笑と「両手叩きで大爆笑」を交互に繰り返す
emi-GOと3iroもな!!色気ゼロ!
寄席観に来てるオヤジですから!


あ、これを読んだ微熱ファンの方、
気を悪くされたらごめんなさい。

あたしはきっと彼らを愛しすぎている。
だからカンベンしてください♪



でもね、歌はとってもよかったよ。
「涙BOY涙GIRL」「TEENAGE PIRATE」「甘い眩暈」、
ダンスもいいし、何しろ楽しそうだよ!3人が。
一生懸命だしねっ。


でもごめん。
歌のときあたし、紫SHIKIBU(バックダンサーズ)ばっか
観てた。つか、つる君ばっかみてた。
だってすんごい笑ってるんだもの。


ラストにもう一度「涙BOY涙GIRL」やったんだけど、
その時の

何故か全員を輝矢が殴り始める

全員輪になって輝矢に殴られにいくフロー確立

輝矢、殴るのに飽きてやめる。でもメンバーとダンサーは
見えない何かに殴られ続ける

その勢いで曲へ突入

輝矢が「そんな入り許さない」と途中で止める


の流れは最高に好きだった。シュールで。


あとラストの「歓喜のスローモーション」最高でした。
消息筋によるとあれは「打ち合わせナシでやった」そうで。
素晴らしい。特に輝矢にアッパーカット喰らったつる君が。



ライブ終了後、
なんと「出口で握手会」でつよ。


んなこと言われても、何話せばいいんだよう。

「ゆうなさん、あたしが、あたしが先にいって純平に
 紹介するから!」


あなたは誰ですか、彼女ですか


というわけで、

■その1.純平-----------------

「あの、こないだ“友達と2人で師匠って呼ばせてもらってます”
 って言ってたその友達です!」と3iroに紹介されるあたし。

なので「師匠!笑いの師匠にさせて頂いてます」とご挨拶し、
3iro右手、あたし左手を勝手に支配。


「あの、モンゴルでモンゴル相撲とってきますから」


そうあたしが言った途端、思わず吹く純平。

勝った

 ←なんで


心底驚いた様子で「……よく知ってますねえ~!」


 ※解説:2001年「網走ジャニーズJr.」の公演での純平の名セリフ

  「あした、朝イチのタクシーでモンゴルに行かなきゃならない。
   でも大丈夫!モンゴルでモンゴル相撲取ったら帰っていいって♪」

  このアドリブに、さすがの輝矢・翔やん・光などがマジ笑い。




■その2.ニカケン----------------------

純平で燃え尽きて、ニカケンに言うこと考えてなかった。
思わずすりむいてばんそこう貼ったヒザ小僧を見せて

「あのこれ転んだんです」

何言ってるんでしょうあたし。

「あー」

とニカケン。そらそうだ。

「東京ドームで転びましたよね、おそろい♪」

そんなこと言われてもねえ~。


■その3.ボスキャラ輝矢-------------------

終始ハイテンションだった輝矢。
ミチャには「メーッシュ!」と髪のメッシュをツッコみ、
3iroには「パーマっ!」とパーマをツッコみ、
それに対し3iroが「そっちもパーマじゃん!」と
輝矢にツッコみ返し、
「…あ、ホントだ…」と輝矢が気付き。


3iro「一体いつ抱いてくれるんですか~?」

輝矢「いやもう心構えはできてるんだけどね!
   下の毛生え揃ってからにしてくれる?」


※解説:前回のイベントで3iroは輝矢に「抱いて下さい」と
 言い、「僕まだ童貞なんで」と言われている。



あのう、キミらの漫才で列すすみません。
あたしニカケンのまん前で困ってるから!

というわけであたしの番。


あたしは輝矢には笑いナシで行こうと思ってたから、
(もちろんオンナとして対峙したいからさ♪)
じっと目を見て



「ハタチになったら、合コンしてください♪」

輝矢「おう、いいよっ。合コンばっかしてますから」




しまった。あっさりOKだよ。
それ以上トーク考えてこなかった。つうか電話番号渡すとか
そういうオチつけるべきだった…。   ←なぜオチを必要とする

しかたなく、「じゃあよろしくお願いしますね♪」
と笑って去るしかなかった。


ツラのいいモテ男には
いまいち本領が発揮できないあたしである。




しかし
輝矢、顔ちっさかったなー。
ニカケン、マジでちょっと幼い子な気がしてきたよ…。
純平、ヤセてすごく格好よくなってた。好き♪



そんなこんなで、たいへん手作り感いっぱいで
楽しいイベントではあった。



今度は飲みにいきたいよなー。
話したりないしさあ。



そんな言葉で会場を後にする我々であった。


友達気取り。





ヨーソロ!未来へヨロシク。
刑事ヨロシク。





余談:
我が社に「ヨネツ(米津)」さんという方がいてね、
どうしてもね、ひとりでね、
「米津DANJI、へへへ」と思ってしまうんだけどね、
そんだけです。