俺たちにはZeppしかない【その2】 | 広野ゆうなのダイナマイトが百五十屯

俺たちにはZeppしかない【その2】

やっさいもっさいで爽快に踊った後は「朝焼けBANZAI」。
この時のコンダクター・光を見る團長の子供のように素直でまっすぐな目にいつもキュンキュンする。
「ラストニュース」(原作・猪瀬直樹/作画・弘兼憲史)の主人公・日野湧介の口ぐせが

「一点突破・全面展開」ならば、この時の團長は、



一点集中・全面信頼。



2トップが他でどんなにスキンシップが多かろうと、
あたしが素直に2人の関係に嫉妬するのは、この時だ。

それにしても光の指揮の見事さよ。指揮としてというよりも、
そもそもバンドに指揮者はいらないわけだから、
「曲の流れと緩急をお客様に分かりやすく見せる」役割として一級品だと思う。
(なのに團長はすごく光を見てるってのが、より…ね…)


手よりもむしろその背中ね。腕が動いてるんじゃなくて、肩甲骨から動いてるもの。
なんと雄弁なカラダであることよ。
客に背中を向けるということは、正面よりもずっと強いメッセージを背中にこめなくちゃいけないのだ。

早乙女坊は絶対それが分かっている。

このインストナンバーにコンダクターを置くということを考えた團長はやっぱり偉い。

ついでにいうと、トミーのギターを大きくしたり小さくしたりするとこは、

笑うとこじゃあ、ない気がするんだけどどうなんでしょう?

東京2日めでは拍手が起きてたな。うん、するなら拍手だろう。



続いて「BOYS BRAVO!」。

東京では「俺とお前~」が流れて来たとき、あたしは思いがけず泣いた。

ちょうど「どヘコみ」なことがあったばかりで、
でも氣志友ゆうちんにすごい素敵なメールをもらって、
そこにこの歌の歌詞もちょっぴり書いてあったの。
だからこの曲でゆうちんの言葉とかも一気によみがえり。

 そんなの忘れてもいいから 諦めるなんて言うなよ なあ!
 俺お前に聞きたいくらいさ いつになれば強くなれるんだろう

わかったごめん。あたし頑張るぜ團長。あたし強くなるぜ團長。
そんな思いでしばし静止の往生際の悪さが自慢の俺でした。

ええ、大阪ではその分思い切り一緒に歌ってみたよ。



そして来ました「俺たちには土曜日しかない」。特に大阪2日めは、

團長「今日は何曜日だぁぁぁぁぁぁぁ!」
きしーず「どようびぃぃぃぃぃぃ!」
團長「何曜日だぁぁぁぁぁぁぁ!」
きしーず「どようびぃぃぃぃぃぃ!」
團長「よーーーーし、俺たちにはぁぁぁぁ」
きしーず「土曜日しかなーーーーーーい!!!」

の掛け合いが最高に気持ちよかったス。


東京では、振り付け講座も一切見てないのでどうなることやら心配だったが、
もともとサビの「SHAKE!」@網ジャはカラダに入ってた(というか、社員総会で
男子社員に振りつけた)
ので、あとはダンサーを見ながらどうにかいけた。


しかしおかげで東京では氣志團は一切見るのを忘れてた。
ついつい、上の正確なダンスを踊るダンサーズを凝視してしまい…。
それにしても壇上のダンサーズは「メット+特服」。あたしゃ最初、
「そーか壇上は白バイ警官かあ。イカす衣装だねえ」とか思っちまいました。

それにしてもここまでがっちり振付のついた曲は久しぶりで、
いやあ、本当にこれはGIGで演ると楽しいナンバーだねえええ。
「先陣切るエンジンコール」の歌詞に毎度震えます。何故か。

ちなみにこの時に黒い特服にグラサンの師匠はなんだかナチュラルなヘアスタイルで、
ムダにいつもより男っぽく、それもお気に入りです。


つづく。